介護

【介護転職体験談】介護職でも働き方変えたら楽になれた話

こんにちは!

夜専介護士あんこです。

介護士6年目になりますが、5年目(2019年)に、初めて働いた施設をやめて転職しています。

いまは正社員ではなく直接雇用の夜勤専従として働いています。

 

来月から、派遣介護士として働くことになりました。

派遣で働くのは初めてなので、今はすこしワクワクしています。

 

今回は、介護士を辞めようと思ったはずのわたしが、

  • なぜ介護士を続けているのか
  • 介護職でも働き方次第で心に余裕ができる
  • 一度介護を離れてどんな心境の変化があったのか

についてお伝えしていきます。

 

ガチガチの正社員だったわたしの介護士歴

介護士としての経験をザックリお話します。

  1. 従来型特別養護老人ホーム
  2. ユニット型特別養護老人ホーム
  3. ユニット型介護老人保健施設
  4. 介護付き有料老人ホーム

法人内で異動があったので経験施設は多いですが、転職は1回です。

介護士として働きはじめた時は、正直、6年続けられるなんて思っていませんでした。

ツラかった介護士時代もありましたが、今は自分のペースでのんびり働いています。

 

1か所目(正社員)の従来型特別養護老人ホーム

ここを経験したらどこに行っても大丈夫、という経験を積みたいと思い、

介護度が高い特別養護老人ホームに就職しました。

 

この法人のオープン予定のユニット型特別養護老人ホームで働く予定だったのですが、工事が遅れて、

オープンするまでの間、同じ法人内の従来型特別養護老人ホームで働くことになりました。

一言でいうと、激務でした…。

特に入浴介助は、1秒の余裕もないんじゃないかってくらい。

汚れたグローブを交換するのも焦って焦って(汗)。

なんせ、ピリピリ感がものすっごいのです。

 

研修期間が終わるまではプリセプターの先輩スタッフについて指導してもらっていましたが…

  • 人間関係はドロドロ
  • 目の前で悪口を言われる
  • 先輩スタッフがいない時を狙って攻撃

 

というツラい日々…

 

休憩室が苦痛で、ロッカーでご飯を食べることもありました。

毎日仕事に行くのが嫌で、休みの日も仕事の気分を引きずって憂鬱になっていました。

 

あの施設のまま働くことになっていたら、介護士1年目でとっくに辞めていたと思います。

 

ひたすら堪えること6か月…

 

ユニット型の特別養護老人オームがオープン!

 

異動が決まり、晴れてオープニングスタッフとして働くことになりました。

(ほんと良かった…うぅっ泣)

 

2か所目(正社員)のユニット型特別養護老人ホーム

長いながい半年間、待ちに待ったホームのオープン…!

オープニングスタッフとしてユニット型の特別養護老人ホームで働きます。

新しい施設、新しい仲間、オープンまでバラバラにばっていた同期の集結。

『物がない』、『あれはどうする?』『これはどうする?』とオープニングならではのバタバタ感はありましたが、

仕事が楽しい…!!

 

はじめて、”仕事って楽しいんだ”って心から思いました。

 

オープニングメンバーにとても恵まれ、法人や上司の不満はいろいろありましたが、気づけば丸4年働いていました。

 

同じスタートで始まれるオープニングスタッフは、人間関係のドロドロがない!

作り上げていく大変さすら、人間関係が良いと大変とは思わないくらい、すごく楽しかったです。

 

前の職場とは天国と地獄の差(笑)。

 

3か所目(正社員)のユニット型老人保健施設

東京で生活してみたいな~という思いがずっとあったので、働き始めて4年経った頃

法人内の東京の施設に異動の希望を出して、上京することになります。(!!)

 

憧れの東京生活

 

おしゃれなカフェに、きれいな夜景、代行を気にしないで済む飲み会…

 

ここでもオープニングを経験します。

同期に恵まれ、憧れの東京生活をエンジョイしていました。

 

このままこんな生活が続いたらいいなぁ~なんて思っていた2週間後…

 

ここから怒涛の半年間が始まる。(沈)

 

オープニングは経験していたので、相応のバタバタ感やービス残業は覚悟していたのですが…。

  • 毎日サービス残業5時間
  • 通勤前後の移動中は仕事のメール返信
  • 休みの日も仕事のメールが頻繁
  • 帰宅後、休みの日は鬼のシフト調整

 

この職場、所属長がいなかったんです…。(今考えてもあり得ない)

名前だけはあるけど、現場に来ることがまったくない。幽霊部員ならぬ幽霊管理者でした。

流れもできている既存の施設なら所属長がいなくても現場はまわりますよね。

オープニングで現場を指揮する管理者がいないのは、かなりしんどいです…。

 

まとまるものもまとまらない、決めるにも決まらない、毎日大混乱。

わけがわからないなりに、みんな手探り状態でやってました。

もう~メンタルボロボロ…。仕事しながら涙がちょちょぎれることもあったし、ふと帰りの電車で涙が止まらなくなることもありました。

ひとりで泣いてたのでまわりからはかなりメンタルやばい人と思われていただろう…。

 

それでも「早くこの状態(施設)を落ち着かせなくちゃ」という謎の責任感に追われていたので、仕事を辞めようとは思っていませんでした。

 

(今思うと会社に洗脳されていた…)

 

この頃が、介護職を始めて1番辛かったです。

働き始めて3ヵ月くらいすると、熱が出るようになってきました。

体がこわれてやっと、『あぁ、もう限界かも…』と感じたのです。

 

そんな頃に、休みの日に友達が誘ってくれて、浅草に行きました。

なんとなーく「スカイツリー行っちゃう?」って流れになり、初めてスカイツリーに登りました。

 

高~いところから東京の景色を見渡したとき

 

ふと我に返った…!!!

 

東京はこんなに住むとこがある!働くとこだっていっぱいあるじゃないか!!

私はなにしてんだ?

東京に遊びに来たんじゃなかったのか!?←(笑)

 

仕事辞めよう。

介護からも離れよう。

 

辞めて『無(む)』になる時間つくろう。

 

そう思い、5年働いたこの法人を退職しました。

 

退職が施設を巻き込む大騒動になった話はまたいつか(笑)。

 

介護から離れよう。職業訓練で観光ビジネス科へ入る

退職の話は予想外に揉めてしまったのですが、最後は笑顔で送り出してもらうことができました。

退職したら介護以外の仕事をしようとは思っていたのですが、具体的には決めていませんでした。

とりあえずハローワークに行き、職業訓練の案内で観光ビジネス科があることを知りました。

観光ビジネス科…ふむふむ

旅行とかホテルの勉強できるのか~。旅行会社とかホテルの仕事興味ある。楽しそう~

パソコンの勉強もできるのか~。パソコン勉強したいな~

え、英語と中国語も勉強できるの!?楽しそう~!!!

 

やる。

 

こんな感じで、退職後は職業訓練に通うことにしました。

 

3ヵ月、いろんな年代のいろんな経験ある人たちから刺激を受ける日々。

旅行会社で働こうかと考えて求人を眺めていました。

 

仕事を辞めて3ヵ月くらいすると、また介護やってもいいかな~という気持ちが出てきました。

気持ちに余裕が出てきたのだと思います。(自分でも不思議)

旅行と介護をかけ合わせた仕事はないかな~と就活していると、トラベルヘルパーという仕事を見つけました。

介助が必要な方の旅行や外出に同行する介護の仕事です。

東京はこんな仕事もあるのか!

楽しそうだな~と思い、トラベルヘルパーの求人がほかにもないか探しましたが…

都内近郊でもトラベルヘルパーの求人はレアなんですね。条件合うところがなかった…。

旅行会社やホテルでの仕事を考えたのですが、正社員になる覚悟を決めきれず…。(甘いです)

 

でも生活費はなんとかしないと…。

 

紹介会社に、ホテルや旅行系の勉強をしているのでそれが生かせる介護の仕事がないか、相談してみました。

 

そして…。

ホテルではありませんが、ホテルのような(笑)、高級有料老人ホームで夜勤専従で働くことになります。

 

4か所目(契約社員)の有料老人ホームで介護士再開

紹介会社からの紹介で、介護付き有料老人ホームで働くことになります。

正社員ではなく、夜勤専従の契約で。

プライベートと仕事のバランスを大事にしたいと思って、今年は正社員で働くのはやめることにしました。

他の仕事だとフルタイムで働かないと、生活費を稼ぐのは難しいですが、介護の夜勤は単価が高い!

相場を見て、介護夜勤ってこんなに稼げるの!?とビックリしました。

 

ホームの雰囲気は、ほんとにホテルのよう。

豪華なエントランスに内装もゴージャス。フロントスタッフもいます。

いままで働いてきた施設とはまた雰囲気が全然ちがう…。

  • バタバタ感がない
  • 静かな落ち着いた空間
  • お・も・て・な・し

わたしは業務がラクだということに惹かれて、夜勤単価が相場よりは低いところを選びました。

仕事が前の施設よりラクだったのは良かったのです。

わかってはいましたが、全然稼げない(汗)。

 

お金より精神の安定だ!と思ったのですが、わたしってヤツは…。

 

いやな人がいたり、終業間際に仕事を頼まれたりすると、

残業代出ないし…給料も低いのになー…なんていう思いがチラリホラリ。

 

シフトは契約回数より多く入れられていましたが、入らないと稼げないので、組まれたまま入っていました。

 

そして気づけば

「あれ?毎日出勤してる??」という状態(笑)。

 

一緒に組むことの多い看護師の性格が悪かったこともあり、

ここで働いててなにかメリットあるかな?と考えるようになっていました。

 

そしてあるとき…

もうこんな思いして稼げないのにやってられん

と短期間で辞めることを決意。

 

条件の良いグループ内のホームに異動してはどうか?というお話もいただきましたが、派遣で働くことにしました。

 

精神も大事ですが、そこそこの給料も大事ですね…。

 

 

5か所目。もうすぐ派遣社員になります

もうすぐ派遣の女、スタートです。

歩いて通えるホームで働くことになりました。

派遣会社との条件交渉で、単価を上げてもらえました。希望を伝えるのは大事ですね。

もしかしたら契約更新の時に下がる可能性もあるけど、合わなかったら更新しないで大丈夫とのお話だったので、とりあえずやってみようと思います。

 

今は、派遣で働くことが楽しみです。

実際働いてみないとわからないですもんね。

派遣で働いてみて伝えたいことがあったら、お話します。

 

楽しそうだな、と思うことはこれからもやっていこうと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あんこでした。

ABOUT ME
あんこ
新入社員時代は、典型的なダメ社員だった。 仕事に対する熱意もなく、2度聞いたことは3度忘れ ミスを繰り返しては、上司やお客さまに怒られるダブルパンチの日々。 ストレスで1日3食のごはんの前には必ずパン、という日々をすごし、激太り。 それでもパンをやめられなかったのは、 世の中で唯一、自分に甘かったのはパンだったから。 仕事辞めたい・・・そう思いながら6年の月日が流れた、とある2月 ハローワークの‘’介護専門学校‘’のチラシを図らずも手にし、 会社を退社、そのまま入学。 2年間、青春再来。 たのしいスクールライフを送り 介護福祉士を取得する。 そこから、全くの未経験から介護福祉士になり 寄りみち迷いみち さんぽしながら 介護福祉士として働いている。 現在は、アラームをかけなくて良い 「目が覚めた時に起き、好きな時間をすごし夕方出勤」 というライフスタイルを送っている。 同時に、自身の人生が変わるきっかけとなった 「介護」を通じて「ワークライフバランス」の実現を志す。